■ゲームの進行
ゲームをブレークするのは、白のコインをとったプレーヤー。ゲームの目的は、自分のコインすべてを「ストライカー」でポケットに落とすこと。落とす位置は4つあるコーナーポケットのどこでもよい。自分のコインをポケットに落とせば、続けてプレーすることができる。1回のショットで自分のコインを2個以上ポケットに落とした場合、あるいは自分のコインと相手のコインが一緒にポケットに落ちた場合も、プレーを続行することができる。

正しいストライカーの置き方 |
ストライカーは、2本のベースラインに触れるように置く。ベースライン両端の赤い円に触れてはならないが、円を完全に覆ってしまうように置くことは認められている。この場合、対角線を示すラインにストライカーが触れないように注意する。
ストライカーの打ち方は、各プレーヤーの好みのスタイルでよい。ストライカーを爪ではじく打ち方であれば、どのようなグリップでもかまわない。狙いを定めるために体を動かすのはかまわないが、その際、椅子を動かしたり椅子から離れたりしてはならない。
前方へのショットは、人差し指か中指、あるいはシザースショット(右)を用いるのが一般的。打つ前に爪でストライカーの位置を微調整することは、ライン上に正確にストライカーを置くため、また指を痛めないために認められている。
 後方へ打つ場合は、親指かシザースショットを用いるのが一般的である。
どんな場合も腕がボード上の対角線からはみ出してはならない。(手首から先は出てもよい)足、膝、その他体のどの部分も対角線の延長上から出てはならない。
クイーン(赤いコイン)は、自分のコイン1つをポケットに落とした後なら、いつ落としてもよい。 ただし最後のコインより先に落とさなくてはならない。
クイーンをポケットに落とした後、次の1打で自分のコインをいずれかのポケットに落とすと「カバー」となり、勝った場合、クイーンの持ち点「3」が得点に加算される。カバーできなかったときは、クイーンは再びボード中央に戻される。
クイーンがカバーされた後、先に自分のコイン全部をポケットに落としたプレーヤーが勝者となる。
得点は、ボード上に残っている対戦相手のコイン1個につき1点、勝者がクイーンをカバーしている場合は、それに3点を加えたものとなる。(敗者がクイーンをカバーしていた場合は、どちらにもこの3点は与えられない。)
以上を「1ボード」とし、ボードを重ねて得点を加算していく。上位者の総得点が22点に達した後は、クイーンのカバーに伴う3点は加算されない。
1ゲームはいずれかのプレーヤーが25点に達するか、もしくは8ボードが終わった時点で終了となる。
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