世界のキャロム

 キャロムは世界各国で遊ばれている、(あるいはいた)ボードゲームです。そのルーツは諸説ありますが、世界のキャロム仲間の間ではアジア起源説が一般的です。そして、その国、その地域で独特な発展をしてきたゲームです。 特に、インド、スリランカ、ネパールなどのアジアの国々では国民的なボードゲームといえるのではないでしょうか。

 アジアの国々を旅行した方は路上でキャロムが熱く戦われている光景を見た方も多いはずです。世界中には、様々な形のキャロムボード(盤)があり、ルールも、駒も違い、遊び方も違うのです。そして、驚くことに”キャロム”の呼び方も千差万別なのです。また、同じ国でも地域によるローカルな特色があります。

日本のキャロム
 大正か昭和の初めの頃、日本にも北米からキャロムが入ってきました。そして、キャロムは全国で遊ばれていましたし、勿論、今でも盛んに遊ばれています。このなかの一つが、滋賀県彦根市周辺で遊ばれているキャロム(彦根ではカロムと呼んでいます)です。もう一つは、東京を中心に全国で遊ばれていたキャロムで、これは南極まで持ち込まれていますので、“南極キャロム”と呼んでいる人もいます。私達の仲間は、キャロムの歴史を調べているうちに、世界中のキャロムと運命的な出会いをしました。

世界共通のルール
 世界中の友達と楽しくキャロムを遊ぶには、共通したボードとルールが必要となります。これを実現したのがインドとヨーロッパです。インドでは、キャロムは国技のような位置付けにあり、広いインド国内でも様々なボードやルールがありますから、きっと国内的にも必要だったのではないかと考えます。

  また、アジアの文化に感心を持つヨーロッパの人々も共通のルールを必要としていました。この共通のボードやルールを採択して国際的なネットワークを作ったのが、国際キャロム連盟です。この連盟に所属するアジアの一部の国のキャロム組織は、その国のオリンピック委員会のなかにあり、スポーツと同じと考えています。そして、オリンピック種目と認められるよう働きかけもしています。
 当初はオリンピックの話は、笑っておりましたが、2004年のアテネオリンピックでは選手村においてキャロムのデモンストレーションが認められました。


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