第7回キャロム ワールド・チャンピオンシップ
 

  「第7回ワールド・キャロム・チャンピオンシップ」が、2016年11月7日〜11日、イギリス第二の都市バーミンガムで開催された。ワールド・キャロム・チャンピオンシップはICF(国際キャロム連盟)が主催する3つの国際大会のなかで最も権威のある大会とされているものである。今回のチャンピオンシップには、16か国から、120人以上のプレーヤーが参加。バーミンガム郊外の閑静な住宅地にある結婚式場で開催された。大会期間中の主なスケジュールは次のとおり。

11月7日(月) 開会式、ダブルス戦(男女別)
11月8日(火) スイス・リーグ戦(男女混合)
11月9日(水) 国別対抗チーム戦(男女別)
11月10日(木) シングルス戦 予選(男女別)
11月11日(金) シングルス戦 準々決勝〜決勝、閉会式

   

 しばらくぶりのヨーロッパでの国際大会、2日目のスイス・リーグ戦は、ヨーロッパの国々に限り、ナショナルチーム以外のプレーヤーの参加も認められていたため、かなり大規模なトーナメントとなった。役員や審判として参加した人の中にも、スイス・リーグ戦にはプレーヤーとして参加する人もいる。今回のスイス・リーグ戦には、「第2代 国際キャロム連盟会長 故クリシャン・シャルマ氏に捧げる」という名前がつけられ、全プレーヤーに同氏の肖像が背中にプリントされたユニフォームが配られた。みな同じユニフォームで試合に臨んだため、時には試合の相手がなかなか見つからず苦労するという一幕も。
 今大会から、ワイルドカード(参加特別枠)制度が導入され、前回の世界チャンピオンがスイス・リーグとシングルス戦に参加できることになった。今回のワイルドカードは、男女ともインドのプレーヤー。試合を盛り上げるには有効だったが、キャロム王国インドのプレーヤーが増えただけだという批判があったことも事実だ。
 インドチームの中では、往年のスタープレーヤー、シャンカラ氏の8年ぶりの参加に注目が集まった。「キャロムの神様」の異名をもつシャンカラ氏。さすがに最盛期のような鋭さはないが、そのプレーのすばらしさは相変わらずである。

   
   

 大会期間中の宿泊は、会場と同じ地域にあるホリデイ・イン・ホテル。高速道路M6の近くに位置し、宿泊客のほとんどは車でやってくる。今回、主催のUKCF(UKキャロム連盟)は、朝晩、車でプレーヤーと役員を会場まで送迎してくれた。リゾート向けのホテルは快適で、朝はイングリッシュ・ブレックファストを楽しむことができる。
私たちにとって大会での大きな収穫の一つは、ヨーロッパの古くからのキャロム仲間に会うことができたことであった。ヨーロッパのプレーヤーの中には、アジアやアメリカの大会には出てこない人も多い。彼らに会えただけでも、極東の日本からはるばるイギリスまで遠征したかいがあったというものだ。
 ヨーロッパでは、各国持ち回りで毎年ユーロカップが開催されているため、UKCFの大会運営は手慣れたものである。しかし多くのプレーヤーがいるロンドンではなく中部の都市バーミンガムでの国際大会開催、様々な困難もあったと推測する。イギリスの役員やスタッフの皆様には深く感謝を申し上げたい。

   
   

(お知らせ)
 大会のもようは、「FRESH !」(abema)で放映します、ぜひ、ご視聴ください。

   インターネットTV 「FRESH !」のURL   https://freshlive.tv/carrom


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