第3回JCFカップのレポート

 7月23日(土)、台東区の千代田総合学院で、第3回JCFカップが開催されました。直前まで会場の確保が難航しましたが、6月下旬に、ようやく千代田総合学院の1F展示室と決まりました。時間的な余裕が1か月足らずしかなかったため、すでに出張などの予定を入れてしまった人もいたのが少々残念でした。次回からは、もっと早めの会場確保が必要と思われます。会員という参加資格のもと、14人の定員で出場者を募集したところ、定員を満たす申し込みがありましたが、直前に2人が急用で不参加となり、12人での国内トーナメントとなりました。


 土曜日のため、集合は15時45分。簡単な挨拶と試合の説明の後、スイス・トーナメント・システムの出場者番号の抽選を行いました。これは、前回の優勝者と準優勝者を1回戦で組み合わせないためです。この出場者番号をスイス・トーナメント・システムのソフト「Carrotomic」入力し、シャッフルして1回戦の対戦相手を決めます。その後、キャロムボードの抽選を行い、「プレイ!」という合図でブレーク、第1試合が始まりました。1試合は40分。タイムキーパーは、試合に出場する友人と一緒に来ていたデニッシュさんにお願いしました。会場には、そのほかに応援参加者数人と、月島の草市で知り合いになった人たちが取材に駆け付けてくれました。こうして、1回戦の試合は順調に進んでいたのですが、終了間際に、突然、建物が大きく揺れ始めました。強い地震! この日起きた千葉を震源とする地震は、東京でも最大震度5強を記録する大揺れ。しかし、真剣勝負の最中のプレーヤーは、誰1人席を立つこともなく試合を続けていました。(スゴイ・・・)


 2回戦の終了後に20分の休憩に入りました。その間に組み合わせのチェックを行います。コンピューターによるスイス・トーナメント・システムは、数回の対戦で順位をはじき出してくれますが、12名では3回戦以降に1回戦か2回戦で対戦した相手と再び対戦する現象が出てきます。そのため、同率の中で順位を調整して違う対戦者と当たるようにするのです。ソフトは、対戦した相手が強かったか弱かったかまで評価して順位を割り出すことのできる、国際大会とほとんど同じ仕様のものです。


 前回の優勝者であるマノージさんと準優勝者の松原さんは、順調に勝ちを重ね、3回戦で対戦することになりました。その結果、松原さんが25対11でマノージさんを破り優勝に王手をかけました。これが実質的な決勝戦となり、松原さんが3年目にして初めてJCF カップの日本人チャンピオンとなりました。

 5回戦は同率のプレーヤーがいた場合のプレーオフとして用意していましたが、同率がなかったため、成績には関係のないフレンドシップマッチを行いました。これには、せっかくなのでスタッフとして働いてくれた人や、ギャラリーの人たちにも参加してもらいました。ギャラリーの人たちも、かなりの上級者のようなので、来年はぜひプレーヤーとして参加して欲しいものです。


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