第1回JCFカップ(国内チャンピオンシップ)


 13時から登録開始。(参加申し込みは事前に済ませてもらっています)登録の終わった人から練習を始めてもらいました。今回のトーナメントの集計方式は、国際キャロム連盟(ICF)が採用しているスイス・トーナメント・システム(注)。コンピューターによる集計です。まずプレーヤーをパソコンに登録。第1回戦は、より公正を期するために、くじ引きで対戦相手を決めました。今回のプレーヤーは、ちょうど10人で偶数だったので不戦勝はありませんでした。
 タイムキーパーは、友人の応援に来ていた藤田麻紀子さんにお願いしました。「ブレーク」の合図でゲームを開始し、制限時間は40分。終了の5分前に、「新しいボードに入らないように」というコールがあります。1回戦が終わり次第、スコア・シートを集め、それぞれの対戦結果をパソコンに入力すると、2回戦の対戦相手をコンピューターがはじき出します。このスイス・トーナメント・システムでは、参加人数にもよりますが4〜6回戦行えば、かなり正確な順位がでます。17時までに4回戦が終了し、結果をコンピューターに打ち込んで最終成績がでました。

   開催日時 :  2003年7月6日(日)13:00〜
   会  場 :  ファイア・ハウス(FIRE HOUSE DELIVERY SERVICE)
            東京都文京区本郷4−7−5

(結 果)
 17時から表彰式。優勝者はJCFのテクニカル・アドバイザーを務めるサンディープ・ジンダル氏。柴野会長からジンダル氏にJCFカップと賞状が授与され、第1回JCFカップの優勝者としての栄誉が刻まれました。ジンダル氏は日本式の賞状を受けるのは初めてとのことで、大変感激した様子でした。
 なお、このトーナメントの成績は、日本キャロム連盟の正式なランキングとして認定することになっていたため、認定証が柴野会長から各プレーヤーに渡されました。
(終了後)
 例会と同様に軽食パーティーとなりました。今回はFIRE HOUSE DELIVERY SERVICE特製のタイ風グリーンカレーをメインにしたメニュー。和やかな雰囲気で反省会を兼ねてプレーヤー同士、交流をはかりました。

(反省点)
 時間の関係で4回戦までしかできなかったので、最終順位については若干の疑問が残りました。優勝者は問題ありませんが、その他は必ずしも実力が反映されなかった部分もあるようです。4回戦だと、どうしても対戦相手による運不運があるので、少なくとも5〜6回戦は必要かと思われます。
 また25点で決着のついたゲームは6回しかありませんでしたが、これは、制限時間の問題であるとも考えられます。

(雑 感)
 長年の懸案だった国内トーナメントをようやく開催することができ、スタッフ一同、ホッとしています。会員数がまだ多いとは言えないので、これまで国内トーナメントの開催をためらっていましたが、3月のカンヌ大会のとき、スイスのセクレタリーに「スイスは4人から始めた」と言われ、その言葉が後押しになって開催にこぎ着けました。成功裏に終わらせることができたのは、ひとえに会員の皆様のお陰だと感謝しております。今後も、皆様に楽しんでいただけるよう、企画を立てていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 最後になりましたが、日本キャロム連盟より、JCFカップにご協力いただいたFIRE HOUSEさん、オリエンタル工芸さん、atticさん、そして富山将隆さん及び藤田麻紀子さんに深く感謝申し上げます。

(注)スイス・トーナメント・システム
 日本では「スイス方式」と呼んでいるゲーム団体もあります。これは、リーグ戦とトーナメント戦を複合した方式で19世紀にヨーロッパで考案されました。両者の長所を取り入れ、短所を補完するように作られています。ヨーロッパでは、ゲームのトーナメントで一般的なものですが、日本ではまだ馴染みが薄いようです。
 私達は、カンヌの国際大会でAccessで作ったソフトを入手しましたが、これはパソコン上で上手く作動しませんでした。そのため日本国内で配布されているスイス方式のフリーソフトを入手し、使えないかどうか検討しましたが、いずれもキャロムのトーナメントには向いていないことが分かりました。
 そこで、会長の知人の富山将隆氏に相談し、Excelによるキャロム・トーナメントのソフトを開発することにしました。今回のトーナメントで使用したのは、このソフトです。制作者の富山氏にちなみ「Carrotomic」と命名しました。


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