■第5回日韓キャロムトーナメントのレポート
 6月7日の早朝、ソウルのホテルに到着し少し仮眠をとった。その後、約束の12時30分に地下鉄2号線の新沙駅で韓国チームと合流。
 昼食にマントウとピビンパをご馳走になりながら、キャロムの話題で盛り上がる。試合会場は、このレストランのすぐ近くだった。韓国チームがミーティングや練習に使っている喫茶店「CLUB II」。喫茶店とのことだが、広い店内には大きなソファやバーカウンターがあり、むしろクラブといった雰囲気だ。


 行く前は、韓国ももろもろの事情が重なり、今回はメンバーが揃わないので日本と同じ3人で対戦すると聞いていた。しかし、実際に顔を合わせると、最強メンバーの5人が揃っているではないか。う・・・話が違うぞ。この最強メンバーはいずれも昨年の日韓戦に来日したプレーヤー。その他に韓国プレーヤーの妹さん一家も参加していた。この妹さんは日本に住んでいたこともあるそうで日本語が堪能だ。

 というわけで、人数の関係もあり、今回は変則的なシングルス戦を行うことになった。過去の日韓戦は「日本が何勝何敗」と勝敗を重視していたが、今年は勝ち負けを明確にしないテスト・マッチ。韓国のプレーヤーは、「打倒!松原!」を目標にしているようなので、その相手が不参加ということに少々気抜けしていたのかもしれない。逆に日本チームは、○○さんから1ボードを奪うとか、△△さんと互角の試合をするとか、それぞれが目標を持っていたので、その目標が達成されると満足感があった。1年前はまったくポイントを取れなかった相手からボードを奪えるようになった。少しずつでも毎週続けていることで、知らないうちにレベルアップしているようだ。

 シングルスの後は、日韓混成のチームを組んでダブルスの試合を行い、日韓テスト・マッチは幕を閉じた。
 

 夜の懇親会は近くの焼き肉レストランで。焼き肉をサニーレタスに巻いて食べながら、この一年の両国のキャロムの状況などを話し合った。韓国の料理は何を食べても美味しい。キムチも独特の甘みがあって、思った程辛くはなく、日本で食べるものとはどこか違う。
 昨年、日本で日韓戦を行った折、韓国のメンバーが居酒屋で梅酒を好んで飲んでいたので、日本からメンバーの自家製梅酒を2本持ち込んだ。これはウケた。しかし若い韓国のプレーヤーには、チョ○ヤの梅酒との違いがあまり分からないらしい。残念!

 その後、2人は韓国チームのYさん宅に一晩お邪魔することになった。Yさんの自宅は会場からも歩いて行ける新沙洞にある広いマンション。東京ならさしずめ表参道といった雰囲気のお洒落なエリアだ。最近、街が大きく変わってきたのだという。思いがけず韓国の家庭生活を拝見するという貴重な体験をすることができた。

 今回も楽しいソウルでの日韓戦だった。日曜の深夜に滞在ホテルを出発、月曜日の朝6時前に羽田空港で解散した。眠い目を擦りながら、職場を目指してモノレールに乗り込んだのである。

 韓国の皆様、お世話になりました。

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