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■国際ゲーム・フェスティバル
 2003年3月13〜16日、フランスのリゾート地カンヌで、キャロムの国際トーナメントが行われました。(第4回ICFカップ、第2回フレンチオープン)
 日本キャロム連盟(JCF)が、このトーナメントへの招へいを受けたとき、トーナメントを運営する国際キャロム連盟(ICF)及びフランス・キャロム連盟から、「今回の大会は国際ゲーム・フェスティバルの一環として行う」旨の案内がありました。そこで私達は、事前に、このフェスティバルのことを検索したり、国内のゲーム団体に問い合わせたりしましたが、情報はまったくと言っていいほど得られませんでした。
これは、私達「日本キャロム連盟」のメンバーが見た「第17回国際ゲーム・フェスティバル」の模様です。このような体験をする機会はあまりないでしょうから、国内のゲーム団体、ゲーム愛好者の皆様にぜひ紹介したいと思い、駄文ですがまとめてみました。ただ残念ながら、キャロムのプレーヤーとして参加したため私達には自由時間がほとんどありませんでした。また、ほかのゲームの知識にも乏しいので、フェスティバルの全体像を把握するだけで精一杯です。それでも、皆様に雰囲気だけでもお伝えできるのではないかと思います。 
 「第17回国際ゲーム・フェスティバル」の会場は、カンヌ映画祭で有名なパレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ。華やかな建物をイメージして行くと、意外なほどシンプルな外観にとまどいを覚えます。しかし一歩中に入ると、そこには広大なスペースが。世界有数の映画祭を行うにふさわしい場所だと改めて実感しました。パンフレットによると、大きなイベント会場の例に漏れず、このパレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレでも、年間を通じて様々なイベントが催されているようです。
 建物に入るときのチェックは空港のセキュリティ・チェック並みです。カバンの中味はもちろん、金属感知機によるボディ・チェックも行われます。特に、一般客の多い週末や、小、中学生が参加する日は、セキュリティ・チェックが強化されました。ゲーム・フェスティバルということで人気が高かったためか、期間中はたびたび入場制限がありました。私達は「プレーヤー」という名札を付けて会場に出入りしていましたが、チェックを受けるのは一般入場者と同じです。会場内はすべて禁煙なので、スモーカーは日に何度もタバコを吸いに外に出ます。その都度、チェックを受けることになるので警備の女性とは顔なじみになりました。しかし、彼女たちも仕事なので、顔なじみでもチェックはきちんと行います。
 「国際ゲーム・フェスティバル」のメイン会場は、地下1階の大きなスペースでした。ここに各ゲーム団体がブースを構え、デモンストレーションやゲーム用品の販売をしています。そのなかで、もっとも警備が厳しかったのは、やはりテレビ・パソコン系のゲームのブースが集まっている一角でした。国際ゲーム・フェスティバルはアナログ・ゲームが主体ですが、一部、コンピューター・ゲームも参加しています。
1階から6階までの会場は、主として各ゲーム団体のトーナメント会場に割り当てられていました。私達の参加したキャロムのトーナメントは、一階メインエントランス脇の広いホールでした。ゲームによっては、パレ・デ・フェスティバル以外の場所でトーナメントを行っていたものもあります。例えば、バックギャモンの会場はパーム・ビーチ・カジノ。カジノでトーナメントというのも、なかなか興味深いものです。
 アナログ系はトーナメントが主体でしたが、地下の空間では、一般客のために、ゲームの紹介やデモを活発に行っていました。どのブースも、自分達のゲームの面白さをアピールしようと一生懸命です。チェスや囲碁などよく知っているゲームのほか、初めて見るゲームも数多くありました。時間があれば体験してみたいところでしたが、今回は日本チームのプレーヤーとして参加したので次々と対戦があり、地下のブースをじっくり見て回る余裕はありませんでした。しかし、たまたま行ったオセロのブースで、日本盤によるデモンストレーションを披露してくれたので、それをビデオに収めてきました。ロード・オブ・ザ・リングなど映画でお馴染みのゲームは、デモより完全なショップといった感じでした。何より驚いたのは、あのルービック・キューブに出会ったことです。かつて、爆発的な人気を博し、どこの家庭にもあったルービック・キューブ。それにこんな所で出会えるとは、予想していなかっただけにとても感激したのでした。
 国際ゲーム・フェスティバルでは、1988年から、毎年、人気投票のような形でゲーム大賞を決定しています。
 テレビ・ビデオゲーム系は、厳密にはカンヌ・ゲーム・ショーという別の名前で開催されていたようです。広い地下の会場を間仕切った一角に各ブースが陣取り、入り口には、ガードマンが立って警備にあたっていました。XBOXやintelなどメジャー系のゲーム、コナミやアキバといった日本系のゲームが紹介され、一部ではトーナメントも行われていました。
このジャンルの目玉は、やはり何と言っても、日本製のアニメ・ゲーム。パンフレットには、「るろうに剣心」のイラストが大きく紹介され、カンヌ・ゲーム・ショーのシンボル・キャラクターとなっていました。日本製アニメの人気はフランスでも高いようです。 

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