カンヌ報告1 | 国際ゲーム・フェスティバル

■カンヌ報告 その2(トーナメント)

  日本チームは、会長、セクレタリー、大学生の松原徹さんの3人が、役員と選手を兼ねて参加しました。国際大会では、全員が同じホテルや宿泊施設に泊まり、食事も全員一緒にとるので、世話をする現地のスタッフは大忙し。トーナメント中は真剣勝負ですが、一旦、試合が終わってしまえば、キャロム談議や世間話などで友好を深めます。この時間がまた楽しいのです。

フレンチオープン(ダブルス
 フレンチオープンのダブルスでは、コンピューターがランダムな組み合わせでパートナーを決定しダブルスのチームを組みます。そのため、男女も国も関係なく、国際混成チームが誕生します。最初の対戦相手もコンピューターが決定します。日本チームは、日本/フランスが1組、日本/アメリカが2組と決まりました。強豪インドのプレーヤーが到着していないので、勝負の行方は混沌としています。試合形式は、スイス・トーナメント方式。チームワークがよく実力のあるプレーヤーが2名揃っている組が順当に勝ち上がります。最終的に、日本/フランスの混成チームが13位にランクアップされました。

ICFカップ(国別団体戦)
 インドの参戦により、2日目のICFカップ団体戦から、トーナメントはますますヒートアップしました。ブロックを2つに分け、各国4名のエントリーで3名が出場、参加者の多い開催国フランスは、AチームとBチーム、2組のエントリーです。総当たり戦でブロック内の順位を決め、その後、各ブロックの上位チームが決勝戦と3位決定戦に臨みます。日本はフランスBチームと同率でしたが、得失点差で負けてしまいました。優勝は大方の予想通りインドでした。

ICFカップ(男子シングルス、女子シングルス)
 3日目はICFカップの男女シングルス。男子は全員を4グループ、女子は2グループに分けてそれぞれの中で上位2人を決め、上位者同士で決勝トーナメントを行いました。決勝トーナメントに進めなかったプレーヤーは別に順位決定戦に臨みます。この日は試合数が多くなり(平均7ラウンド)、全員がかなり疲れてしまいました。日本の松原さんは、予選トーナメントで1勝をあげ、次の試合では14対12と追い込んだところで、惜しくも時間切れとなってしまったそうです。通常は25点、あるいは8ボードまで行って決着しますが、トーナメントなどで時間が限られているときは、このように時間を決めて行うこともあります。 結果は、男女ともインドの優勝でした。  

フレンチオープン(男女混合シングルス)

 最終日、フレンチオープンのシングルスは、男女混合です。スイス・トーナメント方式で6ラウンド行いました。この日は国際ゲームフェスティバルの最終日。早めに会場を片づけなくてはならないので、進行もてきぱきと進められます。松原さんは、モルジブの女子プレーヤーから5点をとりました。しかし勝つことは日本にとってはまだなかなか難しいようです。このフレンチ・オープン シングルスもまたしてもインドの牙城でしたが、イギリスのプレーヤーが2位に入ったのが印象的でした。

 試合後、表彰式が行われました。地中海のイメージをデザインしたというカップや壺は、さすがフランス開催という感じの芸術的なデザイン。残念ながら今回、日本はもらうことはできませんでしたが、次は何とか上位に食い込みたいものです。表彰式のあとは、全員で近くのホテルのレストランへ行き、最後の晩の交流を楽しみました。

女子シングルスの栄冠に輝くインド

お世話になったフランス・チーム

 最後に、風光明美なコートダジュールで、このような素晴らしい国際イベントを開催し、運営したフランスキャロム連盟の皆さん、フランス各地からお手伝いに参加してくれたスタッフの皆さんに、日本キャロム連盟から感謝を申し上げたいと思います。
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