昭和30年代までの子供達は、物不足のなかで育ったため、遊び道具は自分で作ったものでした。世代的には50代以上でしょうか。将棋盤、碁盤、パチンコなどを自作して遊んだ記憶のある人も多いと思います。現在でも、インドやスリランカへ行くと、自作のボードでキャロムを楽しんでいる人たちをよく見かけます。健悟君は、子供の遊びのまさに神髄を体験できたのではないでしょうか。健悟君がおじいさんになったとき、子供の頃、キャロム・ボードを作ったことは、ちょっとした自慢になるかも知れません。
健悟君の腕前? JCFが所有している最高級のボード、ダイヤモンド社のチャンピオンボードでゲームをしてもらいましたが、かなりいい感じのゲーム展開となりました。まだ、基本的な打ち方を習っていないので、ボードが大きくなると少し狙いどころが狂ってしまうようですが、慣れるのは時間の問題。国際規格のマイストライカーを握る手に、近い将来のトッププレーヤーの姿が重なって見えました。
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