■4月例会のレポート

 3月の例会は、カンヌ大会の準備のため休会としたので、4月の例会には大勢の方から参加希望が出されておりました。ボードも5台は必要かと思い、スタンドと共に用意しておりました。ところが、当日になって都合が悪いという連絡がぱらぱらと・・・。そうなんです。東京は、今、桜が満開、夜桜という強力なライバルが現れたのでした。また、年度はじめの4月とあって、業務の忙しさから抜けられないという人も出てきました。

 今回の例会では、カンヌ大会の報告など、イベントを幾つか企画しました。まず、フランスから持ち帰った、カンヌ大会公認ボードのお披露目。大会で使われたダイヤモンド社のチャンピオンボードを、皆さんに実際に使っていただこうという趣旨です。このボードは、最高のスペックで作られていて、ストライカーの反射の良さ、ボード面のなめらかさなど、どれをとっても、これまでに出会ったボードとはひと味違うものでした。世界の一流キャロム・プレヤーも絶賛するほどの仕上がりです。これは次の例会でもセットする予定ですので、会員の皆さん、ぜひ一度使ってみてください。

 また、カラムボード(キャロムボードのこと)を製作している六角堂さんが作った、日本で初めてのICF規格ボードも披露されました。未だ試作の段階なので、例会で実際に使ってみた感触をもとに、もう少し改良を重ねていくことになりました。キャロムボードのフレームには、通常は紫檀が用いられますが、日本では手に入りにくいので、野球のバットの素材アオダモを使ったり、東京都の試験場に持ち込んでボードの強度テストをしたり・・・。初めて何かを作ろうというときは、いろいろと苦労があるようです。

 例会会場では、以前から要望の多かった、コイン、パウダー、ストライカーの販売も始めました。価格はできるだけおさえてありますが、ストライカー以外はフランスで購入してきたものなので、インドで買うことを思えば、やや割高かもしれません。ただし大会公認の製品なので品質は最高です。数に限りがありますので、ご希望の方はお早めにJCFまでご連絡ください。

 このほか、試合の間にフランスやイギリスのプレーヤーから教えてもらったテクニックを、松原徹さんがまとめたレポートが配布されました。日本人が知らなかったストライカーの管理方法や、爪の切り方も紹介されました。

 今回、例会に初めて参加された田口さんは、30年前、マレーシアに駐在していたとき、マレーシア版のキャロムボードを購入されたそうです。このボードはポケットの位置が異なる形状をしていますが、今でも、アジアの国々では盛んに使われているものです。マレーシア版という名前が正式かどうかは怪しいのですが、世界のプレーヤーの間では「マレーシア・ボード」で十分に通じ合います。ただし、現在は、マレーシアのキャロム連盟もICF規格のボードで競技しています。

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