第4回ゲームオリンピックが、7年振りの開催となり、11月22日〜23日に行われました。その後日祭のような形となったゲームパーティー2003は、11月24日の振り替え休日に催されました。このコンセプトは、創作ゲームですが、このほかに世の中に隠れたゲーム、珍しいゲームなども含まれています。世界ではポピュラーなキャロムも、日本ではゲーマーだって見る機会の少ないゲーム........と言う意味で出展が認められたようです。
会場は、江東公会堂である「ティアラこうとう」です。環境整備された猿江恩賜公園の一角にあり、近代的な建物です。本来は、コンサート、バレーなどの公演用に造られたものです。丁度、リボンの騎士が上演されており、開幕前には若い女性で溢れていました。ゲームパーティーの会場は、503平方メートルもある大会議です。大企業の株主総会を開けるような大会議室の収容人数は、何と300名です。
開場前の準備の時間に、各ブースの抽選会が開かれました。当日の出展は25団体で、それに主催者のイベント、中央にはフリーのゲームゾーンが設けられておりました。幸いにも、私達は、テーブルを使わないことから、柱と柱のスペースに2台のキャロムボードを設置することができました。カード系のゲームに比べると、ボードやスタンドなど仕掛けが大きく感じます。派手な演出も必要ではないかと思い、バルーンを4個もあげました。
開幕までは、カード系のボードゲームが多いので、入場者の皆さんは、キャロムに興味を示すことは少ないのではないかと考えておりました。「今日は、ゆっくりと練習し、練習風景でも入場者に見ていただこう」という不純な考えも、開幕から見事に外れてしまいました。
今回、輸入したダイヤモンド社の高スペックのボード「トーナメント」は、初めて使用しました。「トーナメント」のデビューに相応しいイベントです。
10時の開幕となって、見学者がブースに訪れ、見ていた人も参加して、2台のボードでダブルスが始まりました。各ボードには最低1名の会員が説明も兼ねて参加しました。「わお〜、こんな大勢だとどうしたら良いのか?」と心配しましたが、1ボードが終了すると、待っている人に交代し、実にうまくローティーションが図られました。ゲーマーって、結構、バランス感覚があるんだな...と不思議に感心する一コマでした。これが、子供対象のイベントだったら、収拾がつかなかったのではないでしょうか。
入場者にとって、キャロムは珍しいゲームのようで、終了時間までボードが空くこともなく、フル回転でした。実際にストライカーを打ってみて、あまりに滑りがいいので、感嘆の声があがります。何より、自分の思ったとおりに、コインがポケットに落ちると、「ワー!」と歓声がわきます。説明員となった会員は、昼食も満足にとる時間がありません。しかし、この日、会員など5名が手伝いに駆け付けくれましたので、大助かりです。なかでも、矢部さんは、説明がうまく、ゲームをしながら、ほとんど喋り続けでした。(お疲れ様でした)
今回、大変、嬉しかったのは、主催者のスタッフとブースのスタッフなどが、終了前に、ゲームに参加してくださったことです。
主催者の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした!!
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