下北沢大学春講座のレポート

 恒例の下北沢大学春講座が5月11日(土)、12日(日)に開催された。キャロムは下北沢大学のなかでは、クラブ活動の位置づけとなっている。

 初日の11日は小雨模様だったが、テントのなかに2台のキャロム・ボードをセットしてスタートした。場所は旧下北沢駅北口前の駅前キャンパス、人通りの多い好位置である。キャロムのデモを始めると雨が本降りになってきたので、ボードが濡れないようにテントの中に押し込んだ。背中などは多少濡れるが、まあ仕方がない。湿度が高いのでパウダーが湿気を吸って滑りが悪くなるかと心配したが、予想に反してパウダーの滑り具合は良く、難しいショットにも安定していた。

 雨模様のこの日にキャロムに来てくれた人は、順番待ちもないので、かなりゆっくりとキャロムを楽しんでもらえた。「あ、キャロムだ」と大きな声で叫んだ青年は、ネパール人。「ネパールでは仕事もしないでキャロムで遊んでいるよ」と言って立ち去った。

 2日目の12日は、うってかわって見事な五月晴れの好天、人出も多い。正午からキャロムは店開きなのだが、強すぎる日差しのためどうしようかと考えていると、運営委員の方たちが昨日のテントを運んできてくれた。これで日陰で落ち着いてキャロムができる。初日と同じ2台のキャロム・ボードには、カップルや親子連れが次々と訪れる。スリランカ人の親子連れも来て少しゲームをしたが、女の子が急いでいるらしく未練を残して行ったしまった。
 下北沢大学を視察する王様(?)も、王様の衣装のままでキャロムの輪に入って遊んでいった。・・・あの王様は何だったのだろう? 謎だ。

 日が暮れれば、いつもなら閉講時間と関係なく店仕舞いするのだが、この日は暗くなってもキャロムを楽しんでいる人たちがいたので、事務局の方でライトを設置してくれた。7時の閉講時間までたっぷり楽しんでもらい、今回の春講座ではいちばん最後の撤収となった。


【特記事項】
 下沢沢大学は、しもきた商店街振興組合が企画するイベントで、路上をキャンパスとしてカルチャーやアートなど様々な講座を開設するものである。この下北沢大学を企画した、しもきた商店街振興組合は、2012年11月に東京都が主催する第8回東京商店街グランプリにおいて、2700商店街のなかで最高の評価を得、グランプリを獲得した。
 しもきた商店街振興組合へ受賞のお祝いを申し上げ、関係各位のご尽力に感謝する次第である。


 
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