■キャロム・ミーティングのレポート

 USAC(アメリカキャロム協会)のメンバーであるSuneel・Rangnekarさんが来日した機会に、JCFは6月20日、東京でキャロム・ミーティングを開催しました。Suneelさんの今回の来日目的は、FIFAワールドカップの観戦。2週間の夏休みをとっての観戦旅行です。成田空港への到着は6月19日。21日の静岡での準々決勝(あのブラジル・イングランド戦でした!)を皮切りに、日本と韓国を往復しながら、決勝戦まで計4試合を観戦する予定だそうです。来日前から、日本のメンバーとキャロムをしたいという希望を聞いていたので、JCFではこの日に集まりを企画し、メンバーに参加を呼びかけました。

 Suneelさんはインド生まれ。子供の頃からキャロムに親しんでいたため、アメリカのランキングでは常に上位です。今年はイタリア国内の大会へも遠征し、外国人ながら優勝してしまった経歴の持ち主でもあります。

 6月20日はウィークデーだったので、仕事帰りに立ち寄っていただこうと18時から22時という時間帯の開催にしました。会場のコーヒー・ショップには、事前にキャロム・ボードを2台セッティングさせてもらいました。当日はあいにくの雨だったにもかかわらず、JCFの会員、特別招待のゲスト、さらに店のお客さんまでが加わり、にぎやかなキャロム・パーティーとなりました。

 集まった顔ぶれは思いのほか国際色豊かなものでした。日本人、インド人、スリランカ人、フランス人、韓国人、フィリピン人が一緒にひとつのゲームを楽しみ、店内は日本語と英語はもちろん、時折、フランス語や韓国語、そして中国語までもが乱れ飛ぶなんともインターナショナルな雰囲気!

 JCF会員の参加者は、男性5人女性3人で、18歳から50ウン歳まで年齢も様々。会員の1人はキャロム歴10年のフランス人です。(彼は日本語が堪能です) 今回は東京在住の会員が中心でしたが、福島県の郡山市から駆けつけてくれた方もいました。ゲストの1人、スリランカ人のお父さんは、ホワイトスラム(パーフェクトゲーム)ができるほどの腕前だったそうです。そしてご本人はといえば、子供の頃、そのお父さんのボードで毎日遊んでいたといいますから、技の確かさは推して知るべしでしょう。

 最初は、ぎこちなくプレーしていたJCF会員でしたが、Suneelさんが熱心にコーチしてくれたお陰で徐々にコツを覚え、終盤になると3連発で決める新会員も現れました!Suneelさんはあちこちからお呼びがかかるので、なかなか自分のプレーに没頭できない様子でしたが、日本の皆さんにコーチができたのはとてもいい経験だった、本当に楽しい時間を過ごせたとあとで話してくれました。


ティーブレーク(ワインブレーク)とギャラリー
 今回のキャロム・ミーティングの参加者の中には、ダーツの元日本チャンピオンや彦根カロムのチャンピオンもいました。また国籍も様々だったにもかかわらず、非常にアットホームな雰囲気のなか、それぞれがゲームを十分に楽しむことができました。

 会場となったお店のオーナーのご好意で、結局、11時過ぎまでゲームを行い、最後に軽い食事をとって12時前に解散、各自、家路につきました。このようなミーティングを、今後はできれば定期的に開催していきたいと考えています。

2002年6月24日
源次郎

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