■第11回JCFカップのレポート
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第11回JCFカップは、祭日の土曜日である2013年11月23日(日)に下北沢の東洋興業ビルで開催された。例年「下北沢大学」のイベントの1週間前に開催していたが、諸般の都合により1か月遅れでの開催となった。
日程の変更でトッププレーヤーの一部の人が参加できなかったので、16人でチャンピオンの座を争うことになった。
試合形式は、馴染みのコンピューターを用いたスイス・トーナメント・システムで4回戦が行われる。このシステムはCarrotomicと名付けられたもので、リーグ戦とトーナメント戦の欠点を補い、限られた時間内で優劣を決めることができる。
この4回戦は、いわばチャンピオン戦の予選であり、1位にはディフェンディング・チャンピオンの松原徹さんであった。また、今回は2位と3位の成績に問題がないことから2位決定を行うことなく、初出場のダンミカ・サマラセカラさんが決勝戦に進出した。
実は、2回戦で松原さんとダンミカさんは対戦し、松原さんが24:7のスコアで圧勝している。
決勝戦では、6ボードが終わった時点で20:13とディフェンディング・チャンピオン松原さんが、すべてクイーンをカバーするなど優勢に試合展開を進めた。誰しも7ボードで終了と思っていたら、ダンミカさんが7点とクイーンのカバーで10点の大量得点をして、松原さん20、ダンミカさん23という接戦に持ち込んだ。最終8ボードは、松原さんが勝ったものの得点が1点のみで、ダンミカさんが初優勝を飾った。
ダンミカさんは、日本在住は短いのですが、これまでキャロム・デー、下北沢大学、国際頭脳スポーツフェスティバルなど日本キャロム連盟の活動に積極的に参加し、練習を重ねてきた。ダンミカさんの他にも初出場の方が3人いたが、それぞれに次の大会への自信につながったのではないか。
今回、11月下旬という開催から、JCF杯終了後に懇親会を開きたいという提案があり、全員が賛同した。和やかな雰囲気で、とても楽しい懇親会であった。
参加したプレーヤーの皆様、下北沢大学のスタッフの皆様、それに応援に来てくださった皆様、お疲れさまでした。
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